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粗大ごみ・ごみの出し方(市別)

新潟の実家がゴミ屋敷だったとき|最初に決める3つと、市の持込手数料・害虫の相談先・福祉の窓口

新潟の実家がゴミ屋敷だったときの進め方です。親の状況別の最初の動き、入る前の安全、害虫・ネズミの相談先、新潟市・長岡市の処分手数料の計算、福祉窓口、親を責めない順番を、国と県と市の公式情報で整理します。

更新日: 2026-10-20/この記事には広告(PR)を含みます。広告について

片付けの途中の実家の座敷

**結論:実家がゴミ屋敷だったときは、まず「親が今どこで暮らしているか」「危険はどこにあるか」「その物は誰のものか」の3つを決めます。片付けは、そのあとです。**親が実家に住んでいるなら、最初の相談先は、地域包括支援センターなどの福祉の窓口です。親が施設や病院にいるなら、安全を確保して、処分の前に親の同意を取ります。親が亡くなっているなら、処分の前に相続の確認をします。**害虫やネズミは、保健所が自宅に出向いて駆除することは、長岡地域振興局のページによると行っていません。新潟県が案内する専門の駆除業者の団体に相談します。**費用は、民間の事業者が示す相場はあっても公的な統計ではなく、公的な目安が見つかりませんでした。この記事では、市の処分手数料のように公式の料金で確かめられる部分だけ、金額を書きます。

内容は、2026年10月12日時点の、環境省、厚生労働省、新潟県、新潟市、長岡市の公式ページで確認できたものです。確認できなかった点は「※確認中」と書いています。法律と税金の個別の判断は、専門家に確認してください。この記事では、特定の会社を推薦しません(「PR」と書いた枠は広告です)。県外に住む50代の子ども世代が、帰省して実家の状態に気づいた場面を想定しています。

この記事で分かること

  • 親の状況(住んでいる、施設・入院、亡くなった)で変わる、最初の動き
  • 入る前の安全と、害虫・ネズミの相談先(新潟県・新潟市・長岡市)
  • ごみを出す道筋と、新潟市・長岡市の処分手数料の計算の例
  • 市は無料で片付けてくれるのか、環境省の調査で分かること
  • 親を責めずに進める順番と、福祉の窓口

特殊清掃、許可業者の確認、孤立死の手続き、賃貸の場合は、別の記事に書いています。この記事では重ねて書きません。

最初に決める3つ

1. 親は今どこで暮らしているか

1. 親は今どこで暮らしているか
親の状況 最初の動き やってはいけないこと
A. 実家に住んでいる 地域包括支援センターに相談する。本人と話す 本人の同意なしに処分する
B. 施設や病院にいて、実家は空き家 本人に確認して、残す物を聞く。安全の確保 本人に黙って全部処分する
C. 亡くなった 処分の前に、相続の確認をする 相続放棄を考えているのに、先に家財を処分する

AからCのどれでも、共通することがあります。ひとつは、貴重品や書類を、処分の前に探すことです。もうひとつは、危険な場所を先に把握することです。どちらも一般的な進め方で、公的な基準ではありません。

環境省の令和6年度調査では、市区町村が敷地内のごみを撤去したと答えた151のうち、原因者などの同意を得て撤去したのは150(99.3%)でした。敷地の外に散らばったごみを撤去したと答えた100のうちでは、同意を得て撤去したのは92(92.0%)です。撤去は、ほとんどの場合、同意を得て行われています。家族が同意なしに片付けると、親との信頼関係を損ねるおそれがあります(これは一般的な注意です)。

Cの場合、相続放棄を考えているときは、家財を処分する前に専門家に相談します。民法は、相続人が相続財産の全部または一部を処分したときは、単純承認をしたものとみなす、と定めています(保存行為は除く)。詳しくは、次の記事にあります。

2. 危険はどこにあるか

家の中の危険は、次の4つに分けると整理できます。

2. 危険はどこにあるか
危険 見る点 最初の対応
火 コンロ、ストーブ、コンセント周りに物が積まれていないか ブレーカーとガスの元栓の状態を確認する
崩れ 物の山が倒れそうか。通路が塞がっていないか 無理に動かさない。1人で入らない
衛生 悪臭、カビ、生ごみ、害虫、ネズミの痕跡 手袋とマスクなどを着ける。害虫・ネズミは次の章
水まわり 水が使えるか。冬は凍結や漏水 長期不在なら止水栓を閉めて水抜き

この表の「最初の対応」は、公式の基準ではなく、一般的な注意です。「1人で入らない」も同じです。物の山が崩れたときに、助けを呼べる人がいるほうが安全だと考えられるためです。

冬は、水まわりに別の注意があります。長岡市水道局は、冬は空き家や長期不在の家で漏水が起きやすいと案内しています。ブレーカーを落とすと給湯器の凍結防止機能が働かないため、長期間留守にするときは水抜きが必要です。手順は、次の記事にあります。

3. その物は誰のものか

親が住んでいる、または存命の場合、家の中の物は親のものです。亡くなっている場合は、相続人全員で共有している状態になります。きょうだいがいるときは、処分する前に連絡します。

通帳、印鑑、権利証、保険証券、年金の書類、薬、写真は、処分の前に探して、別に保管します。大切な物が山の中に混じっていることがあります。これは一般的な進め方で、公的な基準ではありません。

害虫・ネズミ:誰に相談するか

駆除は専門の業者に相談します

新潟県は、害虫やネズミを自分で駆除するのが難しいときは、専門の駆除業者に相談するよう案内しています。業者は、一般社団法人新潟県ペストコントロール協会のホームページに掲載されている、とされています。

長岡地域振興局のページは、保健所は自宅などに出向いて害虫を駆除することは行っていない、と明記しています。新潟市の保健所のページには、市が駆除を行うかどうかの記載がありません。市が行っているとして確認できたのは、ネズミの捕獲かごの貸し出しです。

駆除は専門の業者に相談します
内容 窓口 公式に確認できたこと
衛生害虫の相談(新潟市) 新潟市保健所 環境衛生課 025-212-8269 衛生害虫に関する窓口として掲載。ねずみのページで、保健所の捕獲かごの貸し出しを案内
ねずみ・衛生害虫の相談(長岡) 長岡地域振興局 健康福祉環境部 生活衛生課 0258-33-4936 保健所は出向いて駆除しない。受付時間は記載なし
県全体の窓口 新潟県 福祉保健部 生活衛生課 025-280-5206 薬剤について不明な点は、取扱店、専門業者、最寄りの地域振興局健康福祉(環境)部(保健所)への相談を案内
駆除業者の探し方 新潟県ペストコントロール協会 業者を掲載している

新潟市の保健所のページに載っている害虫の資料のうち、ハエとゴキブリの駆除方法の資料は、ページの最終更新が2012年です。ネズミの対策は、県が小冊子「ねずみ・衛生害虫 CONTROL mini ガイド」(全70ページ)を出しています。

駆除と搬出の順番

害虫の駆除と、ごみの搬出のどちらを先にするかは、公的な資料で見つかりませんでした。※確認中: 駆除と搬出の順番(駆除業者・片付けの事業者)見積もりを取るときに、事業者に聞きます。駆除を別料金にしている事業者もあります。

薬剤を使うときの注意

殺虫剤などの薬剤を自分で使うときは、新潟県が示す注意に沿います。主なものは次のとおりです。

  • ラベルを読み、希釈倍数や散布量、使い方を守る
  • 体調の悪い人には散布させない
  • 作業現場に関係者以外を近づけない
  • マスク、ゴム手袋、専用の作業衣などで、肌の露出を減らす
  • 1人で連日長時間の散布をしない
  • 作業後や休憩・食事の前後は、石けんで手足を洗い、うがいをする
  • 残った薬剤は密封して、子どもの手の届かない場所に鍵をかけて保管する
  • 軽い症状でも、中毒らしい症状が出たら医師にかかる

ごみを出す道筋と、処分手数料の計算

ゴミ屋敷の家庭ごみは、収集日に指定袋で出す量を超えることが多くなります。道筋は、4つあります。

ごみを出す道筋と、処分手数料の計算
道筋 向く物 公式に確認できたこと
市の収集(指定袋、粗大ごみ) 少量ずつ出せるもの 市のルールで分別して出す
処理施設への持ち込み(自己搬入) 量が多い家庭ごみ 新潟市・長岡市で条件と料金が違う
市の許可業者への依頼 自分で運べない量、収集しない物 新潟市は、別途収集運搬の費用がかかる
家電リサイクル エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機など 市の持ち込みでは受けない

許可業者の確認の仕方は、前に挙げた特殊清掃の記事にあります。粗大ごみ、持ち込み、家電の詳しい手順は、次の記事にあります。

新潟市の持ち込み

新潟市の自己搬入の手数料は、家庭系ごみで10kgごとに100円です。2026年6月1日に、それまでの60円から改定されました。ごみは、持ち込む人が指定の場所まで運んで降ろす決まりです。多量や重いごみは、複数人での来所が求められています。袋は、90リットル以下の透明か半透明のものが条件です。混雑する時期(年末年始、お盆、引っ越しシーズン、連休明けの日、土曜日)は、受け入れを断られる場合があります。

新潟市は、引越しなどで多量に出るとき、ごみを自宅から出せないとき、家電リサイクル品など市が収集しないごみを出したいときは、市が許可した収集運搬業者に依頼するよう案内しています。業者への依頼には、別途収集運搬の費用がかかります。問い合わせ先は、環境部 廃棄物対策課(025-226-1407)です。

長岡市の持ち込み

長岡市は、持ち込みを、引越しなどで多量のごみが出てやむを得ない場合に限っています。前日までに施設に電話をして、確認を受けます。受付は月曜から土曜の8時30分から16時30分で、祝日、振替休日、年末年始は除きます。寿クリーンセンターが受けるのは燃やすごみだけで、燃やさないごみは中之島信条クリーンセンターに持ち込みます。燃やすごみ・燃やさないごみは、指定袋に入っていれば無料です。指定袋が無い場合は、100kgまで300円で、100kgを超えると10kgごとに30円が加わります。

実家の片付けが、持ち込める場合に当たるかは、公式ページに書かれていません。※確認中: 実家の片付けが長岡市の持ち込みの対象に当たるか(寿クリーンセンター 0258-24-2856、中之島信条クリーンセンター 0256-97-7260)

処分手数料の計算の例

次の計算は、ごみの重さが分かったとき、市の処分手数料がいくらになるかの例です。

計算の前提

  • 家庭から出た、燃やすごみを自分で運ぶ
  • 重さは、仮に500kg、1,000kg、2,000kgとする
  • 長岡市は、指定袋を使わずに持ち込む場合の料金とする
処分手数料の計算の例
ごみの重さ(仮) 新潟市(10kgごと100円) 長岡市(指定袋なし)
500kg 5,000円 1,500円(300円+30円×40)
1,000kg 10,000円 3,000円(300円+30円×90)
2,000kg 20,000円 6,000円(300円+30円×190)

この表は、市に払う手数料だけです。ごみを運ぶ車、人手、袋詰め、掃除、消臭、害虫の駆除、家電のリサイクルの費用は、含まれていません。ゴミ屋敷のごみの重さは、見ただけでは見当がつきにくい物です。表の重さは、実家の重さではありません。

市の手数料を見ると、処分そのものの費用は、手間にかかる費用と比べて小さいことが分かります。許可業者への依頼で高くなる理由は、運搬や人手の費用にあります。ただし、事業者の見積もりの内訳に公的な基準はなく、その比率は確認できませんでした。

家電4品目は、持ち込みで受けません。出し方は、次の記事にあります。

市は無料で片付けてくれるのか

新潟市・長岡市の公式ページで、ゴミ屋敷専用の相談窓口や、市が代わりに片付ける制度は、確認できませんでした。※確認中: 新潟市・長岡市の、ゴミ屋敷の相談窓口と制度(廃棄物対策課・環境事業課)

環境省の令和6年度の調査(令和6年11月末時点、報告書は令和7年3月)が、全国の状況を示しています。

市は無料で片付けてくれるのか
項目 数字
事案の認知件数(令和2〜6年度の5年度、全国) 6,054件。うち改善は2,437件(40.3%)
事案の認知件数(同、新潟県) 80件。うち改善は11件(13.8%)。残る69件は、調査時点で認知している事案
ごみ屋敷に対応する条例等の制定(新潟県) 30市町村のうち0
撤去を行う場合の費用負担(回答171市区町村) 本人負担が87(50.9%)、負担なしが48(28.1%)、市区町村負担が35(20.5%)、都道府県負担が1(0.6%)

数え方に注意してください。同じ調査には、「過去5年度にごみ屋敷事案を認知した市区町村は672(回答した1,741市区町村の約38.6%)」という数字もあります。この672は、市区町村の数です。上の表の6,054件と80件は、事案の件数を表します。費用負担の87や48は、事案ではなく市区町村の数であることにも注意してください。この記事では、数字ごとに「件」と「市区町村」を分けて書いています。

新潟県の改善の割合が全国より低い理由は、報告書に書かれていません。数字だけで原因を決めることはできません。

この調査から言えることは、2つあります。ひとつは、費用を本人負担と答えた市区町村が、半数ほどあることです。もうひとつは、行政の主な対応が、現地確認、原因者への助言・指導、関係部署と連携したサポートで、撤去はほとんどが同意を得て行われていることです。市に言えば無料で片付く、という期待は、持たないほうが安全です。

一方で、費用を抑える公的な道筋も、環境省の報告書から読み取れます。生活保護の担当が、ごみの撤去や家財の処分料を扶助した事例が載っています。撤去の際に使った制度として、市町村の判断で処理手数料を免除する対応も挙がっています。新潟市・長岡市で同様の制度があるかは、確認できませんでした。※確認中: 新潟市・長岡市で、撤去・処分費用の扶助や手数料の免除があるか(福祉の担当課)

親が実家に住んでいる場合:福祉の窓口から入る

国のマニュアルが示す考え方

厚生労働省の「市町村・都道府県における高齢者虐待への対応と養護者支援について」(令和7年3月)には、「セルフ・ネグレクト」の記述があります。介護・医療サービスの利用を拒否するなどにより、社会から孤立し、生活行為や心身の健康維持ができなくなっている状態です。他者から虐待行為を受けているわけではないため、高齢者虐待防止法の対象外とされています。

マニュアルは、この状態の高齢者について、次のように述べています(市町村向けの文書で、要約です)。

  • 認知症のほか、精神疾患・障害、アルコール関連の問題を有すると思われる人も多い
  • 生活歴や疾病・障害の理由から、「支援してほしくない」「困っていない」と、市町村や地域包括支援センターなどの関与を拒否することもある
  • 生命・身体に重大な危険が生じるおそれや、孤立死に至るリスクもある
  • 相談を受けた市町村や地域包括支援センターには、積極的な対応が求められる
  • 単に関わりを拒否する人という理解にとどまらず、そこに至った背景、生活歴、パーソナリティや生き辛さへの理解に基づいて対応する

ゴミ屋敷が、すべてセルフ・ネグレクトとは限りません。ただ、実家の物の山は、親の怠けではなく、生活や健康の困りごとが背景にある場合があります。親を責めない理由は、気持ちの問題だけでなく、支援の方法にも関わります。

環境省の事例にある順番

環境省の調査には、関係部署が連携した事例があります。福祉の部門が介入して関係性を構築したあとで、環境の部門が堆積物の排出支援に移行し、居住者が応じやすくなった、という例です。

家族が片付けから始めると、順番が逆になることがあります。先に関係をつくり、困りごとを聞く。そのあとで、片付けの範囲と日を決める。これが、この事例の順番です。

窓口

窓口
内容 新潟市 長岡市
高齢者の総合相談 地域包括支援センター(市内30か所。担当は、単一または複数の中学校区ごと)。問い合わせ先は地域包括ケア推進課 025-226-1281 地域包括支援センター(11か所)。全体の問い合わせ先は長寿はつらつ課 高齢者基幹包括支援センター 0258-89-7440
訪問 センターに相談 希望により訪問する
日常の悩み・どこに聞くか分からないとき 心配ごと相談所 025-243-4369(火〜土曜9時〜16時、祝日・年末年始を除く。弁護士による無料相談は毎週土曜9時〜12時、予約制) 市役所総合窓口 0258-39-2246(市役所に対する疑問や意見を聞き、担当部署につなぐ窓口。市役所の業務以外の回答はしない)
親の心の不調が心配なとき 新潟市こころといのちのホットライン 025-248-1010(月〜金曜17時〜21時、土・日・祝日10時〜16時) 長岡市の窓口は確認できず。※確認中: 長岡市のこころの相談窓口
契約トラブル 消費者ホットライン 188 消費者ホットライン 188

長岡市の地域包括支援センターは、消費者被害や虐待、認知症の相談に応じ、希望により訪問します。新潟市の地域包括支援センターは、物忘れや足腰の衰えが気になるとき、高齢者虐待や成年後見制度などの権利を守る制度を知りたいとき、といった相談を受けています。

親に判断力の低下がうかがえるときや、金銭管理が心配なときの窓口は、次の記事にあります。

親を責めずに進める順番

次の順番は、公的な基準ではなく、国のマニュアルと環境省の事例を参考にした進め方の例です。親が決める形での小さな進め方、怒ったときの対応は、前に挙げた「親が捨てない」の記事に書いています。ここでは、ゴミ屋敷の状態に当てはまる点だけを挙げます。

  1. 安全の話から始める:「片付けて」と言うかわりに、転びやすい場所、火の元、水まわりの安全を話題にします。
  2. 聞く:困っていることを聞きます。探し物、掃除、体の調子などです。理由を決めつけません。
  3. 第三者に入ってもらう:家族が話すと衝突する場合は、地域包括支援センターの職員、かかりつけ医、きょうだい、親戚に入ってもらいます。
  4. 範囲を決めるのは、安全に関わる場所から:玄関から台所までの通路、水まわり、寝る場所などです。範囲は、親が決めたものにします。

親との話し方の全国共通のコツは、姉妹サイト ふれあいの丘の「実家の片付けにうんざり|親と揉めないコツ」にあります。ゴミ屋敷を前提にした記事ではなく、一般的な実家の片付けの話し方です。

片付け後の見守り

片付けが終わったあとが、再発を防ぐ時期です。環境省の調査には、強制的に撤去しても原因が解決しなければ再発してしまう、という自治体の回答が載っています。新潟市と長岡市には、見守りや安否確認のサービスがあり、内容と費用は前に挙げた「親が捨てない」の記事にまとめました。

親が施設・病院にいる、または亡くなったあと

親が施設・病院にいる場合

実家は空き家の状態です。ゴミ屋敷のまま放置すると、管理が行き届かない空き家として、市の指導の対象になる場合があります。勧告を受ければ、固定資産税の住宅用地特例が外れる仕組みです。仕組みは、次の記事で説明しています。

冬は、雪下ろしの手配と水抜きが要ります。新潟県は、空き家の管理は所有者の責任と案内し、雪処理がされていない空き家には落雪や倒壊の危険があるとしています。

親が亡くなった場合

亡くなっているのを発見した場合は、警察への連絡、死亡届、特殊清掃の流れがあります。特殊清掃の記事にまとめています。

片付けのあとは、売る、貸す、壊す、持ち続けるを決めます。維持費の考え方と、売れないときの選択肢は、次の記事にあります。

費用を抑える順番

費用の公的な目安は、見つかりませんでした。民間の事業者が示す相場は、その事業者の見積もりの実績にもとづくもので、公的な統計ではありません。ここでは、公式の情報から言える順番だけを書きます。

費用を抑える順番
順番 やること 根拠
1 福祉の窓口に相談し、使える支援があるか確認する 環境省の事例(扶助、手数料の免除)。新潟市・長岡市の制度は※確認中
2 貴重品と書類を先に探し、残す物を決める 一般的な進め方
3 市の収集や持ち込みで出せる物は、市の手数料で出す 新潟市10kgごと100円、長岡市の料金
4 家電4品目、重い物、自分で運べない量は、許可業者に頼む 新潟市・長岡市の案内
5 害虫・ネズミ、清掃、消臭が要るかを見積もりで確認する 新潟県の案内
6 複数の事業者から、書面の見積もりを取る 国民生活センターの助言(特殊清掃の記事)

見積もりでは、作業の範囲、運び出す物の量、搬出のしやすさ(階数、冬の積雪)、追加費用が出る条件、キャンセル料を確認します。詳しい確認点は、特殊清掃の記事にあります。

全体の段取り

全体の段取り
段階 やること
1 親の状況を確認する(A住んでいる、B施設・病院、C亡くなった)
2 危険の把握。火、崩れ、衛生、水まわり
3 福祉の窓口に相談する(親が存命の場合)
4 害虫・ネズミの有無を確認し、必要なら専門の業者に相談する
5 貴重品・書類を探す。残す物を決める
6 市の道筋でごみを出す。難しい分は許可業者
7 清掃、消臭。水まわりの点検
8 見守りの仕組みをつくる。実家の今後を決める

段階の期間は、家の状態で大きく変わります。公的な目安は、見つかりませんでした。

新潟の実家のゴミ屋敷のよくある質問

Q. 市に頼めば、無料で片付けてくれますか?

新潟市・長岡市の公式ページで、市が代わりに片付ける制度は、確認できませんでした。環境省の全国調査では、行政が撤去する場合、ほとんどが原因者の同意を得て進められていました。費用は、本人負担と答えた市区町村が約5割でした。まず、福祉の窓口に相談してください。

Q. 親が片付けを拒みます。どうすればよいですか?

本人の同意なしに処分しないでください。相談先は、地域包括支援センターです。国のマニュアルは、関わりを拒む人についても、背景や生活歴の理解に基づく対応を求めています。説得を続けるより、第三者に入ってもらう方法も選べます。

Q. ネズミやゴキブリがいます。保健所に駆除を頼めますか?

長岡地域振興局のページは、保健所は自宅に出向いて駆除することは行っていない、としています。新潟県は、自分での駆除が難しいときは、専門業者に相談するよう案内しています。業者の掲載先は、新潟県ペストコントロール協会のホームページです。

Q. 処分の費用は、いくらかかりますか?

公的な目安は、見つかりませんでした。市に払う手数料は、新潟市の持ち込みで10kgごとに100円です。この記事の計算の例のとおり、1,000kgで10,000円です。運搬、人手、清掃、害虫の駆除などは別にかかります。複数の事業者から、書面の見積もりを取ってください。

Q. 長岡市で、実家のごみを処理施設に持ち込めますか?

長岡市は、引越しなどで多量のごみが出てやむを得ない場合に限って、持ち込みを認めています。前日までに施設に電話して、確認を受けます。実家の片付けが当たるかは、公式ページに記載がありません。

Q. 親が亡くなりました。すぐに全部捨ててもよいですか?

処分の前に、相続の確認をしてください。相続財産の全部または一部を処分すると、単純承認をしたものとみなされることがあります(民法第921条)。相続放棄を考えているときは、司法書士や弁護士に相談します。通帳、権利証、写真などは、処分の前に探してください。

Q. 家の中に入るのが怖いです。1人で入ってよいですか?

公式の基準ではなく一般的な注意ですが、1人で入らないほうが安全と考えられます。物の山が崩れる、床が傷んでいる、悪臭が強い、といったときは、無理をしないでください。強い臭いや汚れがあるときは、専門の事業者に相談します。

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出典

確認日はすべて2026年10月12日です。

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